その数なんと・・・


新年の更新すらしていませんでしたが、生存はしています。

今回は面白い物を入手したのでその話題。

箱にぎっしりの大量のチェスピース。その数なんと約330と凄い数です。

デザインは基本的に同じ木製のピースで、サイズは大小様々。大体4つのサイズがあるようです。黒は黒檀らしく、塗装ではなくしっかりとした天然の黒。

ぼってりとした土台部分と全体的に細長いシルエットが特徴のピースで、特にキングは大きい特徴のある十字部分を持ちます。

黒は塗装ではないため、物によっては明るい色と交じり合った美しい色を持っています。

特に面白いのはこのあたりの駒。ナイトは丁度たてがみのように色が混ざっています。

ナイトの造型も力強く良いですが、残念ながらこのセットでは小さめのナイトが三つしか入っていませんでした。他の駒はどれも10個以上ずつはあるでしょうか。

 

これらは先日オークションで手に入れたもので、デザインが同じ事と雑多なサイズがざっくりとまとめて売られていたことから、恐らく何処かの工房の放出品が流れてきたのではないかと思います。ナイトが三つ、それも黒しかないので、ゲームには使えませんが、イベント用のグッズでキーホルダーのような小物を作ったり、展示のディスプレイなどに使えるのではと思い購入しました。

 

最近すっかり更新はしていませんが、手持ちのチェスは今も増えるばかり。また後々掲載していきます。

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HPリニューアルしました。


昨年ブログをHP化したところでしたが、仕事で縁があり新しいHPを制作して頂きました。


新サイトURL
http://www.hiroakimatsui.com/

作品やチェスのギャラリーも以前より充実し、見ごたえのあるサイトになっています。今後はこちらをホームとして、ブログのみ以前のまま運営していくことになります。

昨年は身体の故障などもあり作家活動の方はあまり出来ませんでしたが、年末になってSG株式会社様よりチェスをモチーフとした照明器具の企画へのオファーがあり、デザイン、原型製作を担当させて頂きました。

無事完成した試作品は昨年11月に東京ビッグサイトにて開催された「インテリアライフスタイルリビング」にて発表、展示され、今年の2月より会場にて興味を持たれた方から受注生産が開始しているそうです。
限定販売ということではなく、後ほど一般販売も始まる予定です。

展示会の様子はまた後日写真とともに掲載します。次回は原型制作の様子をレポートします。

チェスについての考察①


HP化してからサブコンテンツとして急ピッチで整理していたチェスのギャラリー。撮影ブースで撮れるサイズの物はほぼ掲載し終わり、数えた所その数実に50セット。ブースに入らない大型セットや、チェステーブルなどがもう少しあるのでかなりの数になりました。

実は今回掲載するまで数をきちんと数えた事がなく、大体40前後という認識でした。元々資料として集めている物なので、画像の整理が出来た上に、コンテンツも充実出来て有意義な作業になりました。

さて、ここでチェスについて少し。
チェスにはキング、クイーン、ビショップ、ナイト、ルーク、ポーンの6種類の駒があり、白と黒の陣営に分かれ、それぞれにキング1、クイーン1、ビショップ2、ナイト2、ルーク2、ポーン8の16個の駒がチェス盤に並びます。

金属・大理石ゲーム開始時の駒の配置

現在のチェスは国際化された競技のため、国際標準として採用されている、”スタントンタイプ”というデザインが一般的です。これが今日チェスと聞いて大勢の人が思い浮かべるデザインのもので、
・役割の認識のしやすさ
・扱いやすさ
・デザインの美しさ
・普及に適した生産性
のバランスの取れたデザインの物です。

ではチェスは昔からこのデザインなのかというと、そうではありません。

元々チェスはインドで戦争ゲームとして発祥した”チャトランガ”というゲームがヨーロッパに伝わり、各国を巡るうちに名を変え、ルールを変え、姿を変えて成立していったものと考えられています。このチャトランガはチェス系統の類似のゲームの源流であり、日本の将棋、中国のシャンチー、タイのマックルークなどは全てチャトランガを元にローカライズされて成立したものであると言われています。

その中でもチェスがユニークであるのは、陸続きのヨーロッパの広大な地域を渡り歩いて成立していったという部分です。その途中当然各地で独自の駒が作られ、国際的な競技になるまでは各地域で”地域駒”とも呼ばれるローカルな駒が使われていました。

DPP_10013_R所有するセットのナイトたち(一部)

チェスの中でも一際個性的なのがナイトの駒です。騎士を表すナイトの駒は、多くの場合馬の姿で表現されます。一部では馬に跨る騎士であったり、甲冑を着た騎士その物である場合も見られます。

ナイトはチェスの中でも最も美しい駒と言われ、しばしばチェスを表すアイコンなどにも使用されます。

また、スタントンタイプではロクロ製法で作る事が出来る他の駒に対して、ナイトだけはロクロで作れるのは台座だけで、馬の姿は彫刻的な表現がなされているため、高級な駒になると一つの彫刻作品と言えるような手間をかけて作られる物もあります。

DPP_10017_R所有する木製のナイトの一部。

左の物は耳が尖った特徴的な形で、ロバのような愛らしい姿です。これはタイ製のもので、チェスというよりもタイのマックルークの駒に見られる特徴が反映されているようです。
右から二番目のものはトルコ製のもの。加工技術は高くありませんが、目玉の表現が特徴的です。その他の物はスタントンタイプに準じた省略的な表現の駒です。

続く

販売物紹介


発注していたポストカードが刷り上りました。

DPP_2241_R前回掲載したラインナップから変更して、イタリアで撮影した風景写真3種と作品写真3種の計6種類となりました。

 

DPP_2243_R風景写真は昨年イタリアを旅した時に撮影した物。左からチヴィタ・ディ・ヴァーニョレージョ、ナヴォーナ広場、ローマの猫です。フィレンツェやヴェネツィアも入れたかったのですが、作品とのバランスも考えて今回はこの3点に絞りました。

DPP_2242_R裏面は全てシュヴァリエのエンブレムが入ったオリジナルデザインです。それぞれ縦横に対応しています。

 

CIMG0628_R CIMG0629_Rピューター製レターナイフ

こちらは以前から販売しているもの。銅を含む固めのピューターを使用しています。カラーはシルバーと燻しの二種類。燻しは永続的な物ではなく、擦れるうちにはがれてくるので味になります。

DPP_2248_R本錫製メダル

シュヴァリエ・ドラゴン・ライオン・オペラマスク-鷹-の4デザイン。こちらは銀を少量含んだ伝統工芸で使用される本錫を材料としています。

P1040872_Rループタイ

メダルを使用したループタイ。紐の色は紺のみです。

 

DPP_2250_R勲章ブローチ

趣味で作り始めて、素材を収集する内に今ではチャーム・リボン共に種類も豊富になった勲章ブローチ。ある程度の数を組み立てていくつもりですが、希望があれば当日希望の組み合わせでオーダーを受ける事も検討しています。こちらは完全なハンドメイドではなく、市販のパーツを組み合わせてデザインした物です。完全な手作り作品に拘る方はお気をつけ下さい。

1缶バッチ

上段から小・中・大サイズ。中が一番良く見かけるオーソドックスなタイプです。

この他にスペースの許す限りで制作中の作品等も展示したいと思っています。

 

 

来週10月25、26は是非、京都アートフェスタ artDive 2014にお越し下さい。

「京都アートフェスタ artDive 2014」
日程 2014年10月25日(土)・26日(日)
時間 11:00 〜 17:00
場所 京都市勧業館『みやこめっせ』第3展示場 全面

紹介ページ

http://www.artdive.net/artists/ad2014/ff7ee67d-b81f-47e6-81ee-41c381235cf5

 

※再告知 京都アートフェスタartDive2014に出展します。


いよいよ開催日が迫ってきたので再告知です。

10月25・26日に開催される京都アートフェスタ artDive 2014に出展します。

造形作家集団-chevalier-として、松井弘明とタウユ・ラ・ハガスの二名での参加です。
入場料は無料ですのでお誘い合わせの上お越し下さい。

「京都アートフェスタ artDive 2014」
日程 2014年10月25日(土)・26日(日)
時間 11:00 〜 17:00
場所 京都市勧業館『みやこめっせ』第3展示場 全面

紹介ページ
http://www.artdive.net/artists/ad2014/ff7ee67d-b81f-47e6-81ee-41c381235cf5

 

12_R現在物販用にポストカードも作成中。今回は宛名面もデザインしました。制作の合間を見て、もう少し種類を増やすかもしれません。

その他作品の展示や、レターナイフ・ループタイなどのオリジナル錫製小物なども販売予定です。販売物は後ほどアップしていきます。

 

ちび騎士ポーン(仮称)製作中


DPP_2213_R甲冑ミニチュア制作の流れでナイトのミニフィギュアも制作中です。

DPP_2214_R仕事でソフビを制作しているので、予定では本体をソフビ、武器を得意な錫で作って持ち帰られる構造にしたいと思っています。

デフォルメフィギュアは初めてなのでまだ落としどころが掴みきれていませんが、大体こんなバランスで行こうと思います。ソフビの成型の都合もあるのでモールドの奥行きなどはかなり修正する可能性がありますが。

DPP_2215_R首の所に挟んでマントも付けられないか検討中。本体はソフビ以外にもレジンや錫でも複製する予定です。武器はこのランスと盾の他に、剣や違うデザインの盾も作っていきます。

DPP_2216_R頭部デザインは私の作品「chivalry」の二代目ポーンを元にしています。頭部を付け替えてバリエーションも作りたいのですが、まず一体目はビジュアル的に分かりやすい騎士のデザインにしたかったので。今後は実際の甲冑をデフォルメしたものなども制作したいと思っています。

DPP_2217_R武器、マント、頭部の交換で色々な姿に出来るので、アイデアが広がって楽しいです。作りかけて中々完成しないのが私の悪い癖なので、これは一気に仕上げてしまいたいところです。

イタリア旅行①(ヴェネツィア前編)


初めての海外旅行で一週間イタリアに行っていました。

初日はヴェネツィア。そこからシエナ、サン・ジミニャーノ、フィレンツェ、チビタディヴァニョレージョ、ローマ、ヴァチカン市国を渡り歩きました。

ヴェネツィアから順にご紹介していきます。

IMG_4004_Rドゥカーレ宮殿

ヴェネツィア共和国時代の政治の中枢だった建造物。非常に洗練された美しい姿です。

IMG_4014_Rサン・マルコ広場の脇には巨大な鐘楼が聳え立っています。

IMG_4050_R今回は人が多かったので見合わせましたが、入場料を払えば鐘楼に登る事も出来ます。

IMG_4073_R

回廊に囲まれたサンマルコ広場。回廊には土産屋、飲食店、ブランドショップなどの様々な店が軒を連ねています。

気温は30度を超えるほどでしたが、乾燥しているので長袖でも快適に過ごせました。

DPP_729_R広場の石柱の上にはヴェネツィアのシンボル、聖書を持つ翼の生えたライオンの彫刻が見えます。

これはヴェネツィアの守護聖人である聖マルコのシンボルが翼の生えたライオンだった事に由来するそうです。DPP_730_RDPP_731_Rこのシンボルはヴェネツィアの各所に見られます。

IMG_4267_Rリアルト橋(Ponte di Rialto)

ヴェネツィアを扱う作品には必ずと言っていいほど出てくるのでヴェネツィアと言えばこの橋を思い浮かべる人も多いでしょう。DPP_284_R

ゴンドラ乗り場は観光客であふれていました。DPP_285_R

静かで優雅な雰囲気を想像していましたが、ゴンドラの数もかなり多く、水路も狭い所が多いため、ゴンドラ同士がぶつかりそうになるのをゴンドリエーレ(船頭)が上手く操りながら進んでいました

IMG_4329_R

DPP_155_Rリアルト橋の架かる大きな運河は、カナルグランデ(大運河の意)と呼ばれ、ヴェネツィアを文字通り二分する川です。DPP_256_R

街の景色はどこをとっても映画かなにかを見ているような壮大さがあります。建物一つ一つが非常に古い物ばかりで、ヨーロッパの建築の歴史の長さを感じます。DPP_255_R

街にはオープンカフェのお店が沢山ならんでいて、活気があります。

DPP_156_R街中に水路が走っています。そもそもヴェネツィアは、街を分断して水路を作ったのではなく、小さな島の集まりを橋で繋いで街にしていったそうです。車の通れる道はなく、市内では舟が移動の足になっています。舟用の信号もあれば、ガソリンスタンドもあります。

DPP_723_Rゴンドラ以外にも地元の人のボートや、水上タクシーなども行き来しています。

DPP_728_R歩いているとゴンドラが留めて合ったので全体を。美しい装飾が施され、シルエットも優雅な曲線を描いています。

DPP_157_R

DPP_148_R有名なカーニバル(謝肉祭)で使うためのヴェネチアンマスクのお店があちこちにありました。

DPP_138_Rブランク状態の仮面は1ユーロ(130円ほど)ぐらいからあり、豪華に装飾された高価なものまで様々な種類がありました。形の豊富さにも驚かされます。実際に行くまでに想像していたより遥かに多彩なデザインの物がありました。

DPP_158_R仮面以外にも、日本では滅多に見られないような素晴らしい衣装が沢山ありました。個人的に大好きで憧れのある片マントの貴族風の衣装も。

DPP_159_Rチェスのお店もありました。イタリア語ではスカッキ(Scacchi)と言います。写真は恐らく店で一番高価と思われるセット。見たこともないほど凝った細工で、今まで見た中でも最高のセットだと思います。

DPP_160_R以前オークションで高額出品されて話題になったマイケルジャクソンのチェスとデザイン・素材ともに似ています。同じ工房のものでしょうか?サイズはマイケルのものよりは小さいようでした。

※その後調べてイタリアのイタルファーマ(italfama)社の物だと判明。日本で見かけるイタリア製のブラスのチェスなどは大体この工房が作っている物のようです。普通のスタントンタイプのチェスセットから、このセットと同様の仕様の非常に高価なセット(数十万~百万を超えるものまで)等の多数のチェスセットを製造している会社のようです。

 

写真の整理も出来ていないのでひとまずここまで。取材旅行という側面もあったので、大量に写真をとりましたが、帰って見ると2000枚近く撮っていました。専用のソフトがないと現像できないRAWデータで保存していたので、現像処理だけでも大変です。